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11月29日 日曜日。 

6年ぶりのイベントであり、初の個展となった
「イリスの森で~ドールアートと朗読の世界」
が開催されました。

ドールがようやく完成したのは、当日の朝4時半。

作っていた作品のうち、結局3体しか仕上げることができなかった。

まだまだ不完全な点もあった。

それでも、私の心は静かに澄んでいました。

そう、たとえ誰も来なかったとしても、ドールが完成した!

それだけで、もう私にとっては大成功だったのです。

だから、あとはもう今日という「特別な一日」を存分に楽しもう。

そう心に誓って、会場へと向かいました。

この日搬入搬出を含め、全面的に私をバックアップしてくれたのは
姉のナオミと義兄KENさんでした。

まず集会室のデスクと椅子を展示用に並べ変え、布でカバーする
ところまで手伝ってもらったら、そこから先は私の仕事。

恥ずかしながら、過去のイベントでは、ディスプレイにもたついて
開場時間に間に合わなかったなんてこともしばしばありました。

しかし、今回は違っていました。

自分でも不思議なくらい落ち着いて、全体が見渡せていたし、
どこに何を置いたらいいのか、ひらめきもどんどん湧いてきて、
思いの外楽しく、スムーズに作業を進めていくことができました。

私は、気づき始めていました。

もう今までのパターンは踏まない と、はっきり決めている自分に。

展示スペースの壁はぐるりと過去の作品たちで囲まれ、
部屋の中央のアイランドには、新作3体のみが飾られました。

そこへちょうど外の用事を済ませ帰ってきた姉から、歓声があがりました。

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注)会場にいる姉ナオミ

「すごい!! 本当にすばらしいよ!

 これが、Toshieの表現したかった世界なんだねぇ…。

 観てごらん。 これが、Toshieが意図した結果だよ。

 これを全部、Toshieがクリエーションしたんだよ。

 心の底から本気で望んだからこそ、こうして現実のものになったんだよ!」

その言葉を聞いた瞬間、私のなかで急にすべてがリアルに感じられ、
ここに至るまでのいろんなできごとや想いがこみあげてきました。

2週間前まで、私は「自分には無理かもしれない」と思っていました。

自分の力を信じきれていなかったのは、自分自身だった。

周りがどんなに大丈夫だと言ってくれたとしても、まず
私本人が自分を本気で信じなければ、何も始まらないんだ。

そのことに気づいてから流れが変わり、すべてが動きだしました。

最後の1週間、もう私は寸分も疑っていなかった。

必ずドールは完成する。 個展はうまくいくと。

あとは、ただやるのみ。

その結果が、私の目の前に確かにありました。


長い長い眠りから醒め、嬉しそうに顔を輝かせるドールたち・・・


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『The Moon Light Grove ~月あかりの森』より
<左>「月夜のまほう」
<右上>「Sunny Driving Happning 」
<右下>「木枯らしのおくりもの」


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<右><左上>「紫陽花のプレリュード」
<左下>「春風が3月のリボンをほどいたら・・・」


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「月の調べに耳をすませば・・・」より <左>ミミズクじいさん      <右>ラリー


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<左>「Happy Birthday!Miss Betty 」
<右上>「おかえりなさい、あなたの場所へ」
<右下>「ずっと会いたかったあなたへ」



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「シャローム~芽吹きのハーモニー」より


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アンデルセンの「絵のない絵本」より
<左>第二十六夜「煙突掃除の少年」        <右>第一夜「ガンジス川のほとりにて」


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第十六夜「道化師の恋」より <左>コロンビーナ          <右>プルチネッラ 


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エリナー・ファージョン作「ムギと王さま」~『ヤング・ケート』より


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<左>緑の魔女                          <右>ヤング・ケート



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<左>川の王様                           <右>踊る若衆



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同じく『小さいお嬢様のバラ』より


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エリナー・ファージョン作「町かどのジム」より



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アリスン・マギー作「ちいさなあなたへ」より

これらはすべて、かつて姉と行なったイベントに登場したドールたちです。


12月になるということで、クリスマスに因んだコーナーも・・・。

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そして、今回の主役である新作のドールたち。


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*この3体については、『眠りから醒めた
イリスの森・2』
の方で、改めてご紹介
させていただきたいと思います・・・。



c0362010_258760.jpgこの日は、姉ナオミによる朗読会も行われました。

久しぶりに甦った「月あかりの森」の物語。

イキイキとした語り口に、ドールたちは
生命を吹き込まれ、自由に動きだし・・・。

絵本「ちいさなあなたへ」の朗読には、
思わず涙ぐむ方もいらっしゃいました。

姉の朗読を聴きながら、私は昔をなつかしむ
というよりも、4年の月日を経て生まれ変わった
私たちが、こうしてまた新たな気持ちでタッグを
組むことができたことに、喜びを感じていました。


この日「イリスの森」に足を運んでくださった人たちの中には、
The Moon Light Grove を知っている人も、知らない人もいました。

忙しい合間を縫って、復活を見届けに駆けつけてくれた友人知人たち。

来られなかったけれど、個展の成功を祈ってくれていた友人たち。

偶然個展開催のブログを読んで、数年間連絡の取れなかった私に
わざわざ会いに来てくれた友人。

小さな子からおばあさんまで、興味を持ってふらりと訪れてくれた初めての方々。

皆それぞれ、11月29日ここに集まることを約束してくれていた、
なつかしい大切な魂たち・・・。

c0362010_152926100.jpgそして私たちを守り、祝福してくれていた
たくさんの「見えない大いなるもの」たち。

本当に幸せな一日となりました。

言葉では言い尽くせないほどの
愛と感謝をこめて、

心から、ありがとうございました。。。
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by tete_de_lapin | 2015-12-18 15:51 | 個展・イベント

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形のない粘土の塊をちぎっては
捏ね、整形し、少しずつ
人の形になっていく・・・

久しぶりの手触り。

何度も手で触れるたびに
生命が吹き込まれていくような
不思議な感覚。


今はまだ色のないこの人形が、あさっての個展までにどんな作品に仕上がるのか、
自分でも楽しみにしながら創作の時間と向き合っています。

「イリスの森」

それは、文字通りの虹の森という意味ではありません。

いろいろな色、形、表情・・・これまで作ってきたさまざまな人形たち、
その一体一体には、その時々の私のカケラが詰まっています。

光と影を反射させ、刻々と形を変え映し出される万華鏡の景色のように、
「いまの私」が切り取られた作品をお見せすることができたらいいな・・・

そう思っています。

『イリスの森で~ドールアートと朗読の世界』


ドール作家Toshieのこれまでの作品たち、そして新しい作品の展示を
森で道草をする気分で楽しんでいってくださいませ♪

★日時: 2015年11月29日(日) 12:00~18:30

c0362010_8432429.jpg★朗読: ①13:00~②15:00~③17:00~


Toshieが物語にインスパイアされて作ったドール、
その元となった有名な絵本や児童文学や、アノ伝説の?
姉妹コラボユニット「The Moon Light Grove」から
ナオミが小さなお話を披露してくれます。

どんな物語がとびだすか、乞うご期待♪


★会場: 成城ホール4F 集会室A http://seijohall.jp/access.html

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★入場無料

お時間がございましたら、どうぞお気軽に遊びにいらしてくださいませ。。。

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by tete_de_lapin | 2015-11-27 09:27 | ウラ店主よりお知らせ